ロビンソン・クルーソーについて、少しだけ。
彼の冒険物語は有名で、皆よく知っている。だけど、原典をよく読んでみると、実はこれ、とても異常(語弊をおそれず言う)な物語。ロビンソンは何もない無人島で生きたわけじゃない、難破船から様々な物資、充分すぎる武器などを初めから手に入れており、さらに何かにとりつかれたかのように外敵から身を守る砦の建設に執念を燃やす。自らを、誰も侵入できない要塞の奥に閉じ込める。
うーん、面白い。もちろんこんなのほんの一部。
キリスト教をめぐる(かなり胡散くさい)思索、蛮人たちとのエピソードなどなど、つっこみ所満載。