お笑いは好きだ。ほんとにガキの頃、幼稚園前後からずっと。
最初はカトちゃんケンちゃんとんねるず。夏休みのバカ殿はメチャクチャわくわくして、何日も前から浮かれて、当日はそわそわして手につかなかった。志村けんの次に僕のヒーローになったのは松ちゃん*1だった。天才だと心の底から思った。敬服した。ごっつええ感じは日曜の8時からだった。ちょうど飯時、飯そっちのけで笑い転げる僕と弟に父は怒ってテレビを消した。僕は憎み怒った。飯なんか後でも喰える。そんなに喰うことが大事か。俺にはゴレンジャイやキャシー塚本の方が大事なんだ!クソ親父!シッティーファーザー!と叫んだ。脳の中で。インマイブレイン。中2の頃に親友から吉本の養成所に誘われたときに僕に勇気があったら…。ほんでボキャブラブームがきて僕の中では逆に「お笑いに!」っていうのは少し冷めた。めちゃイケのおかげで番組を作ってみたいとは思ったけれど。爆笑問題の太田は高校生の頃のヒーローだ。サリンジャーもアーヴィングもヴォネガットも太田が読ませてくれた。ラーメンズのライブには2度行った。笑い飯の衝撃は今でも残っている。
(続く、と思わせたい)